武蔵丘短期大学 入学案内2022
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05限りある時間だからこそ、毎日が充実していた。上尾野辺 めぐみ2006年 健康・体育専攻(現 健康スポーツ専攻) 卒神奈川県立商工高等学校 出身サッカー日本女子代表歴2011年 FIFA女子ワールドカップ ドイツ大会(優勝)     国民栄誉賞受賞2014年 AFC女子アジアカップ ベトナム大会2015年 FIFA女子ワールドカップ カナダ大会(準優勝)在学中の思い出として浮かぶのは、やはり全日本大学女子サッカー選手権大会 (インカレ)で、準優勝という結果を残せたこと。日本体育大学との決勝戦では惜しくも負けてしまいましたが、チーム一丸となり短期大学として準優勝という成績を残せたことは今でも私の誇りです。また、イングランドの名門クラブ「アーセナル・ウィメンFC」とのサマーキャンプは、私にとって体格の大きな外国人選手と初めてプレーする機会でしたし、日本人の良さや自分らしさを活かす術を探るきっかけにもなりました。在学中にこうした貴重な経験を積むことができるのもムサタンの魅力だと思います。私自身がそうだったように、進路を考える上で悩む人は多いと思います。しかし、ムサタンには編入学制度というものもあるので、2年で社会に出るのか、編入学してもう2年学ぶのか、その時の気持ちややりたいこと、めざす将来に合わせて選択肢が用意されています。そういう意味で、ムサタンはチャレンジする気持ちを大切にできる環境だと思います。私もムサタンで、シエンシアの仲間たちと切磋琢磨し、夢を叶えるきっかけを掴むことができました。みなさんもぜひ、自分の気持ちに正直に、悔いのない充実した学生生活を送ってください。ムサタンを卒業後、アルビレックス新潟レディースに加入し、16年目のシーズンを迎えました。私のキャリアの中でも、ムサタン、そしてシエンシアで過ごした2年間は、本当にかけがえのない時間だったと思います。当時高校生だった私は、ポゼッションにこだわったシエンシアのサッカーに魅せられて、「ここで自分もサッカーをやってみたい!」と、入学を決めました。しかし当初は、2年間という時間が短いようにも思えて、4年制の大学に進もうか悩んだ時期もありました。今こうして振り返ってみると、2年間という限りある時間だったからこそ、毎日がすごく充実していましたし、少しでも早く社会に出て、なでしこリーグでプレーできたことは、私のキャリアにおいてとても大きな意味を持っていたように思えます。アルビレックス新潟レディース所属上尾野辺 めぐみ選手

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